Discography 4

KYLIE REVIEW DISCOGRAPHY BY S&K

10年以上のキャリアを誇るカイリー!数々のシングルヒットを飛ばしきたけど、 
そのシングルたちのレビューを、簡単ですが、書かせていただいちゃいます! 
チャートとか、リミックス内容とか、間違ってる場合がある場合は、管理人さんに 
連絡してくださいね!クレジットは特に目立ったものだけについて記載してます。 
また、チャートはUKのみのものです。

(SINGLE)

COME INTO MY WORLD  FROM「FEVER」…8位
アルバム「FEVER」からのラストシングル。発売から1年以上たった
アルバムからのカットでしたが、無事にTOP10入り。これで前作に
続き、4曲がTOP10入り。注目のリミックスはまたしてもオフィシャルもの
は不発!好きな人は好きでしょうけど、クラブ向けのものとしては、イマイチ
コマーシャル的な面から見るとパンチが足りないですねー。
ぜひHOT TRACKSとかに期待しましょう!そして、ビデオは、今までとは
路線を変えて、PARIS収録の一見、普通のビデオ。カイリーが普段着で
歩き回ってる・・・のですが、最初1人のカイリーがしまいには4人に増殖
するという、なかなか工夫してあってユニークなビデオです。
書類を落とすとことか、思わず真似したくなっちゃう感じ?
全米チャートは、90位代をうろうろ。ダンスチャートは20位ぐらいまで
いったはず。
ちなみに、前作「LOVE AT」は、クラブチャートはなんと全米1位!
ポップチャートでも23位ぐらいまでいって大健闘!グラミー賞のダンス部門に
ノミネートもされました!(ぱちぱち!)ローリングストーン誌ではBEST DANCE
という部門で、CAN'T GETが1位になっていました!
やっぱり2002年はKYLIEにとって、世界的なブレイクの年でしたね!
2003年はお休みという情報ですが、ぜひぜひ年末にでもシングル出して
ほしいです! 

LOVE AT FIRST SIGHT…2位  FROM「FEVER」
「FEVER」からのサードシングル。これまたビデオを見ると、この曲の良さが 
倍増!過去の2作品とは違って、近未来的ではあるんだけど、シンプルに 
カイリーが曲に合わせて体を揺らすところが、逆に曲の初夏っぽさとも 
相まって、さわやかな感じがする。IN YOUR EYESと同じトリオの作品 
なんだけど、こっちの方がフレンチハウスっぽい。イントロとかダフトパンク 
っぽいし。この曲にハマったら、ぜひブルーのシャドーに白のノースリーブと 
ワークパンツ、そしてオレンジのアームバンドで決めましょう! 
6月3週目で全米クラブチャート7位まで上昇中! 

IN YOUR EYES…3位 FROM「FEVER」  
FEVERからの第2弾シングル。ファーストシングルが売れに売れたため、かなり発売時期が
延期された。スタナード&ギャラガーによる作品で、アルバムの中では比較的ポップで
わかりやすい曲。ビデオクリップで、カイリーが画面にパンチをすると「KYLIE」という文字が
残るというアゲな作品。テレビ番組用のライブでは、最後に両手でピースサインを作り、
目のあたりでひし形にカタチどり、首を傾ける、という30歳を過ぎた女性がやるとは思えない
ポーズまで決めてしまうところが、アゲ!誰もカイリーにはかないません!! 
リミックスは、シカゴハウスの大御所ロジャー・サンチェス。ただ、浮遊感漂うミックスで、
原曲派にはULTIMIXが、ディスコハウス調でオススメ! 

CAN’T GET YOU OUT OF MY HEAD…1位  FROM「FEVER」  
カイリーミノーグ大復活として、自身最高の成功を収めたシングル。キャシーデニス作。 
初めてレコ屋で聞いたときは、「なんだこりゃ」と悲しくなったものですが、そんな印象も
ビデオを見たら吹っ飛んだ!「いつオッパイが見えるんだろう!」とハラハラしながらも、
自然に身体はカイリーと一緒に振り付けしちゃう!4週連続ナンバー1のほか、欧州では
フィンランどを除き、軒並み1位に。なんとアメリカでも7位まで上がり、20週以上ランクイン。
クラヴチャートにいたっては、1位になるなど超すごい!アメリカではシングル未発売だけど、
全世界で250万枚以上の売上を誇った作品。日本でも、5月に入ってからようやく
ヘヴィーローテーションされはじめたので、さあ、どうなる?邦題「熱く胸を焦がして」(^^)。 
リミックスは、個性的なK&Mのミックス以外は、あんまり…特にSUPERCHUMBOのミックスは、
原曲派にとっては悲惨なもの。でも、ジュニアヴァスケスを始め、NYではこのミックスが流行った
とか。アジア、ヨーロッパではもっぱらEXTENDEDが、毎日毎晩かかりまくってたらしい。
ギャルもマッチョも大喜びだったそうです。個人的には、ULTIMIXかANGEL OBSESSION MIXが
原曲が生かされててお勧め!各賞を総なめにした作品でもあります。 

YOUR DISCO NEEDS YOU  FROM「LIGHT YEARS」  
シングルをあまり出したがらないカイリー。ロビーウィリアムス作のこの人気曲は、ドイツ、豪州での
みのリリース。個人的にはそんなに好きではないのだけど、クラブでは大人気!ちなみに、日本盤
アルバムには、「日本語バージョン」なるものがあって、カイリーが日本語でセリフを語ってくれます。
クラブでかかると、一瞬のとまどいの後、大歓声!様々な振り付けがあるのも特徴的。ほかに
スペイン語版、ドイツ語版もあります。オリジナルはフランス語。 リミックスは、なんといっても
Almighty!これが意外や初顔合わせ。成功でしょう。 

PLEASE STAY…10位 FROM「LIGHT YEARS」 
スタナード&ギャラガーによる作品。フラメンコフレイヴァーが加味されるも、はっきり言って、地味
目。シングルとしては、弱いかなあ。でも、アルバムの中ではこれが一番好き!というファンも多かっ
た、哀愁系のダンスポップ。ビデオはこれまた安さがたまらない感じ!日本特注の回転ベッドでもだ
えるカイリー。煙とともに衣装が変わるカイリー。ダンサーの若いお尻をまさぐるカイリー。ビリヤード
の上で足を組替えるカイリー。すべてはカイリーの前にひれ伏します、ハイ! リミックスは、METRO。
地味な曲がさらに地味に。エンリケのHEROみたいなスパニッシュギターをフィーチャーした得意の
ミックスにすれば良かったのに。シドニーのクラブではDMCから出ているEXTENDEDがプレイされて
ました。 

KIDS…2位 FROM「LIGHT YEARS」  
ロビーウィリアムスの作品及びデュエット。UKや豪州では、この組み合わせはすごい顔ぶれ、という
ことで、めでたくヒット。ただし、ロビー側のシングルのため、カイリーファンにとっては、それほどの意
味はなし。 

ON A NIGHT LIKE THIS…2位 「LIGHT YEARS」
メトロの作品で、スウェーデン人で日本でも人気のパンドラのカバー。シドニーオリンピック閉会式で
も熱唱。ドラアグクイーンのパフォーマンスの後で、満をきしての登場は狙いすぎ!
ラテンフレイヴァーやトランスのエッセンスも盛り込まれ、人気の高い作品に。ジャケも美しいーー!
もちろん、ノーブラにシースルーの衣装で。 リミックスはMOTIV8。途中の突き抜けるようなさわやか
な疾走感もあり、クラブでも盛り上がりました!もっとプレイされてもいいのにな。「こんな夜には、
この曲と共にスタート!」ってことで。 

SPINNING AROUND…1位 「LIGHT YEARS」  
カイリーミノーグ2000年復活の作品。7th DistrictやPaula Abdulのクレジットが話題になった
ディスコ作品。はっきり言って、地味だったけど、味わいはある。ジャケはフラフープまで
持っちゃって、80年代を狙い撃ち!でも、ファンが待ちに待った「POP KYLIE」の復活作品として、
10年ぶりの1位獲得は感慨深いものがありました!「世界一魅力的なお尻」で1位をゲットしたと
言われるビデオの振り付け、ぜひ覚えたい!! リミックスは、7th District。
ラウンジ風に仕上がってて、オシャレな感じ。 

GBI…50位ぐらい?? 
日本人のTEI TOWAの作品にボーカル参加。ファンの人でもゲットする必要なし! 

COWBOY STYLIE… 「IMPOSSIBLE PRINCESS」  
オーストラリアのみでの発売。STEVE ANDERSONによる作品で、カントリーとハウスの融合のさせ
方がユニーク。当時「5,6,7,8」(STEPS)なども流行ってたので、カントリーの様々な解釈法が
興味深かった。カントリーだけでなく、アイリッシュミュージックの要素も取り入れてる作品。 

BREATHE…14位 「IMPOSSIBLE PRINCESS」
ソフトセルのデイブポールの作品。個人的には、全シングルの中で、最も意味を感じられない作品。
地味。ひたすら地味。ビデオもたいした工夫ないし。 リミックスは、SASH!。せっかくダッチトランス系
のリミキサーと組むんだから、もっと別の曲でキレイ系にすればよかったのに。ダンスポップ風の
リミックスでアゲではないけど、悪くはないです。 

DID IT AGAIN…14位 「IMPOSSIBLE PRINCESS」  
STEVE ANDERSONの作品。ダンスとポップが融合したような作風。この曲の特長はなんといって
も、ビデオでしょう。4人のカイリーがケンカしたり、踊ったり。確か賞をとったような。歌詞も「自分を
賢い女だと思ってるでしょ。だから、アンタはまたやっちゃうのよ!」とでも曲解できそうな、キョーレツ
な内容!ドラアグクイーンのHOSSYも3回ほどビデオを元にパフォーマンスしてました! 
リミックスは、世界中のフロアに「またやっちゃったの!?」旋風を巻き起こしたRAZOR-N-GIDO。
おバカ系NYハードハウスに仕上げ、カイリーのクラブナンバーとしてはゆるぎない存在に! 

SOME KIND OF BLISS…23位 「IMPOSSIBLE PRINCESS」  
マニックストリートプリチャースの作品。カイリーとしては、初の本格的なロックナンバー。 
もともと、ディープなクラブものやロックが好きなカイリー。話題にはなったものの、シングルとしては、
初のTOP20外とコケにコケた。でも、何回か聞いてるうちに、味わいのある作品にはなると思うけ
ど。セールスも不振な上にビデオの撮影のスペインでは出国許可が下りなかったりと、散々だったか
も… リミックスはバリバリトランス系のQUIVER。リミックス大好きな自分でさえ、5回ぐらいしか聞いて
ないや… 

WHERE THE WILD ROSE GROWS? …11位  
同郷のニックケイブとのデュエット作品。地味。暗い。この話がなかったら、M PEOPLE作の
「TIME WILL PASS YOU BY」がシングル予定されていたらしいので、こちらの方がカイリーのため
になったでしょう。この曲の唯一の救いは、邦題が「野薔薇」だということ…!? 

WHERE IS THE FEELING?…16位 「KYLIE MINOGUE」  
STEVE ANDERSON作。わずか3週でランク圏外へ、というカイリー最短ランク落ちの作品。
なぜなら、シングル盤は、ボーカルが入ってなくて、カイリーのささやき声しかないリミックスもの
だったから・・・日本盤シングルの5分ぐらいのオリジナルはとってもいいのに!カイリーのクラブ
戦略がセールス的には裏目に出てしまったのかなあ…オリジナルは明るくポップな部屋のBGM
にぴったり! リミックスはBROTER IN RYTHM(STEVE ABDERSON)。キレイなミックスには
なってます。この曲は、まだクラブで聴いてないなあ。 

PUT YOURSELF IN MY PLACE…11位 「KYLIE MINOGUE」  
本格的バラード作品。ラジオフレンドリーで、ムード漂う作品ではある。ビデオは「バーバレラ」風。
どんどん脱いでくカイリー。ケバいカイリー。狙いすぎ!当初は印象に残らなかったけど、逆に今と
なっては官能的な夜のお供にぴったり!? リミックスはDANCIN DANNY。強引に男性コーラス
とかも入ってラウンジリミックスされてるけど、クラブでかかったらどんな反応があるんだろう?? 

CONFIND IN ME…2位 「KYLIE MINOGUE」  
PWLを離れたカイリーが始めて放ったシングル!その難解な曲調と、(それまでのイメージからは)
度肝を抜く「娼婦ビデオ」。誰もが「えええーーーー!!???」と思ったはず。自分もついていけま
せんでした。いくら「アイドルからビッチな娼婦へ惰ちていく」パターンが好きなファンも多いとはいえ、
これはちょっと・・・クラブを意識したプロモーションも展開されたものの、従来のファンはどんどん離れ
ていくことに…ただ、その反面、新しいスタイルがまだしっかりとモノにはなってないな、とは思って
しまうものの、その変身と姿勢はある意味、特定の層に勇気を与えたことでしょう。ビデオと共に。
リミックスはBROTHER IN RHYTHM。この曲プレイされても、あまりにも原曲から離れてる上、
かつ歌らしくないので、カイリーだとはみなさんわからない模様。でも、その周りのテンションの低下
さえ、カイリーファンには至福のアゲ要素になるのです!7分間耐えて耐えて、残りの3分で一気に
カイリーとともに自分の中の高揚感を放出しましょう!この曲は官能系娼婦賛歌なのです…って違う
よね…! 

CELEBRATION…20位 GREATEST HITS 
PWLでのラストシングル。GREATEST HITSリリースのタイミングで 
発売。実は以前にレコーディングしてあったものを、アルバムの目玉として 
のパイロットシングルにしたそう。GREATEST HITSが1位をとったせい 
か、チャート的にはスレスレTOP20に。プロモビデオは確か南米で 
撮影。カイリーが「雨」にこだわったため、滞在期間が延び、費用が 
かかったそう。回収できたのだろうか…??曲自体はカイリーも好きな 
クール&ギャングのカバー。陽気で明るいけど、もう少しクセがあって 
もいいかも。 
「HAVE A PARTY MIX」が公式EXTENDEDとして今でもクラブで 
プレイされる。テクノレイブMIXなど、当時の流行を思わせるミックスも 
あり。 

WHAT KIND OF FOOL…14位 GREATEST HITS
カイリーが失恋を歌った曲。このころにはもうカイリー人気に陰りが 
見え始めていた。ジャケのしっとりした印象とは違い、曲自体は 
カイリーお得意のおバカ系POP路線。しかし、それが強すぎて、 
曲の持つイメージが散漫になっている。とはいえ明るい曲は久々 
だったので、ビデオのビッチさもあって現在でもそれなりの人気。 
リミックスは2種類あるが、長さ以外に違いがあまり印象にない。 
クラブでプレイされたこともあったけど、確かにイマイチ盛り上がら 
なかったような… 

FINER FEELING…11位  LET’S GET TO IT  
当時PWLの最高傑作と言われた曲。当初からシングルの予定は 
あったが、日本での人気はサッパリで、ワーストシングルTOP3 
に上げる人も多い。内容的には、当時まだアイドルのイメージが 
あったカイリーが、娼婦志向を示すような「SEX」を歌った曲。 
ビデオはパリで撮影し、ジャケもタバコを吸う往年の女優の雰囲気。 
この曲でBROTHER IN RHYTHMと出会う。リミックスは 
雰囲気タップリに仕上げたが、その後今日にいたるまでの関係に 
なるとは… 

GIVE ME JUST A LITTLE MORE TIME…2位 LET’S GET TO IT 
このアルバムの中で最もPOPなカバー作品。ビデオもキュート! 
当時のカイリーの歌唱力に合わせて、スタッフが選んだそう。 
本当はサードシングルとして「FINER FEELING」をカイリーは 
希望していたが、おとなしい曲が2連続でシングルになるのを 
避けて、この曲がシングルカット。正解だろう。個人的にはいろんな 
シチュエーションのBGMにピッタリはまりそうな好きな作品。 
リミックスは4分台のエクステンデッドが収録されてる。 

IF YOU WEW WITH ME NOW…4位 LET’S GET TO IT  
邦題「さよならの行方」。USのR&B系のシンガー、キースワシントンとの 
デュエット。レコーディングは別々に行い、ビデオの撮影で初めて 
会ったそう。その割にはハーモニーとかよく出来ているのでは? 
しかし、全体的に平凡な印象もある。 
オーケストラバージョンなどもあるが、もっとゴージャスにすれば印象に 
残ったかもしれない。 

WORD IS OUT…16位 LET’S GET TO IT  
パイロットシングルとして、セクシーなジャケで期待させた。 
カイリーの曲調が変わりR&Bに行くのかと…しかし、聞いてみれば 
今までとさほど変わらず、ただ地味になっただけの印象。ビデオも 
どうしたんだろう!?と思ってしまうようなケバイ娼婦風。 
このころカイリーは雑誌のインタビューで「裸でテーブルにあがって 
踊りたくなるときもあるの」などとコメント。ジャケが最も 
アゲだった…ただ、今聴くとご愛嬌として悪くは無い。 
SUMEER BREEZE MIXなどもあるが、曲が曲だけに 
いじりようが無かった… 
いずれにせよ、このアルバムからのシングルは結果的にセールスも 
イマイチだっただけでなく、今日でも人気がある曲は少なく 
クラブでプレイされるナンバーも少なかった… 

SHOCKED…6位 RHYTHM OF LOVE  
ライブでは盛り上がりに使われる人気ナンバー。KYLIEのシングルとしては、
ほぼ初めて外部のリミキサーを起用してのでは?スザンヌベガのリミックス
などを手がけてたDNAを起用。シングルバージョンもDNAのリミックスによる
ラップがフィーチャーされたものに。なかなかマニアックな曲調で、
最近のクラブでは、HARDHING&CURNOW MIXがよくプレイされる。
こっちは、なんだかホーンテッドマンションみたいなミックス。
ちなみに、「KYLIE LIVE!」のビデオでは、作詞を担当したというジャジーが
ラップで参加。ド迫力のパフォーマンスを見せてくれるが、
ソングライトのクレジットには彼女の名前はナシ(謎)。
ジャケットは今までのジャケの中では顔があまり写っておらず、
最もシュールな出来栄えとなっている。

SHOCKED…6位 RHYTHM OF LOVE  
邦題「愛のメッセージ」。かなり人気の高い作品で、PETE WARTERMANも
お気に入りという話。PVもかなり力はいってました。かなりマニアックな曲調で、
ハウス色が強められている。リミックスも複数でており、当時フランス盤プロモ
のみに収められていた半ば幻の「BETWEEN THE SHEETS MIX」は後の
「MOVERS & SHAKERS MIX」と同じものでは?という噂も。
よく使われるのは、PUMP&POLLY MIXだと思うが、イントロが違うだけで
後は同じというミックスもいくつか。いずれにせよ、
ノリノリで盛り上がるナンバー。

WHAT DO I HAVE TO DO…6位 RHYTHM OF LOVE  
邦題「愛のメッセージ」。かなり人気の高い作品で、PETE WARTERMANも
お気に入りという話。PVもかなり力はいってました。
かなりマニアックな曲調で、ハウス色が強められている。
リミックスも複数でており、当時フランス盤プロモのみに収められていた半ば
幻の「BETWEEN THE SHEETS MIX」は後の「MOVERS & SHAKERS MIX」と
同じものでは?という噂も。よく使われるのは、PUMP&POLLY MIXだと思うが、
イントロが違うだけで後は同じというミックスもいくつか。いずれにせよ、
ノリノリで盛り上がるナンバー。

STEP BACK IN TIME…4位 RHYTHM OF LOVE
おそらく、今でさえ最も人気と言えるかもしれないKYLIE不朽のディスコナンバー!
このイントロがなっただけで、フロアでは悲鳴を上げるファン続出。
PVもロスで撮影されたもので、かなり60年代や70年代を意識した内容。
言われなきゃKYLIEと気が付かないほどの70年代ファッションぶりで、
ハジけてます。イントロのラップが最高に興奮を高めるのに、クラブでは
なかなかこの部分が聴かれないのがちょっと痛いところ。でも、とにもかくにも、
これさえかかればフロアは大盛り上がりでしょう!
リミックスは、WALKIN’ RHYTHM MIXがダントツ!ほかにも、
オフィシャル系のリミックス含めて9バージョンほど確認されてるけど、
横田商会がリミックスしたNEW GENERATION MIXもなかなかアゲ!
「LET’S GO」なんていう安いDJのMCさえなければ、もっと使えるんだけどなあ。
ほか、ロンドンのクラブDJ、WAYNE Gによるリミックスもあるそう。
とにもかくにも、カイリーミノーグここにあり!というナンバーです。

BETTER THE DEVIL YOU KNOW…2位 RHYTHM OF LOVE
PWLにおけるKYLIEが決定的にその路線を変更した記念すべき作品。
これで1位がとれなかったのが、やや痛いが、ファンはその変化について
いけなかったのかも。しかし、いずれにせよ今でもコアなファンたちはこのより
「DANCE KYLIE」を打ち出した路線を強く支持している。ハウス色を強めつつ、
でもポップの王道らしいメロディを兼ね備え、「完璧!」という人もいる
ナンバー。PVでもぐっとアダルト路線を披露して、「隣のお姉さん」から
セクシーな女性の魅力を兼ね備えたアイコンであることを誇示。
邦題は「悪魔に抱かれて〜天使は悪魔にかなわない!とめどなく変貌を遂げる
KYLIEのニューシングルここに登場!」ということで、よくわからないやら凄い
やらで、いいキャッチコピーもついてたりして…後の「ステップバック」
「愛のメッセージ」「ショック!」「セレブレーション」と並ぶPWL時代のK
YLIE本格的なクラブナンバー。リミックスは「MAD MARCH HAIR MIX」が
よくプレイされる。この曲もいくつかリミックスがあり、後のMOVERS&SHAKERS
MIXで起爆を狙ったマッシュルームレーベルであったが、そこは不発(涙)。
最近のライブではミュージカル風にアレンジしてたり、マルディグラパレード風
にアレンジしたりなど、ライブでも大盛り上がりの定番ナンバー。
後にSTEPSもカバー。

TEARS ON MY PILLOW…1位 ENJOY YOURSELF
KYLE主演映画「明日に走って」の主題歌となったカバーソング。この曲の後、
実に「SPINNING AROUND」まで10年間1位をとれなかったという、PWL時代最後の
No.1ソング。当時日本で発売されたKYLIE本の中におさめられたCDSにはこの曲の
EXTENDED VERSIONも収められている。

NEVER TOO LATE…4位 ENJOY YOURSELF
これまたファンが多いPOP色の強い作品。残念ながら、初のTOP3落ちとなる。
素直な曲の作り方で、クラブでも喜ばれる作品。
リミックスはEXTENDED VERSIONが一般的。

WOULDN'T CHANGE A THING…2位 ENJOY YOURSELF
邦題「いつだってラブユー」。のちの「いつだってカイリー」のキャッチフレーズ
の元になった邦題…かも。この曲はなんといってもPVが最高に可愛く、
当時のKYLIEがルックス的には、最も可愛らしかったのでは?しかし、
KYLIE的にはおそらくこの時期のシングルや曲、全てが嫌いだったときも
あった様子。ただし、PWLファンの人にはこのあたりの曲は人気がある。
リミックスはややクラブで踊るには不向きな感じもするが、MUSHROOM LIVEや
LIVE IN SYDNEYでのライブメドレーバージョンではアレンジが少し変わり
ピッチが上がっていて、なかなかアゲなナンバーになっている。

HAND ON YOUR HEART…1位 ENJOY YOURSELF
邦題「いつわりのハート」。この曲はPVがあまりにも安く、どういう路線を
狙っているのかイマイチわからない出来栄えだった。KYLIE自身はこの曲
「大嫌い」といっていた割には、ライブではよく唄う。今度WIPによる
2002ミックスが楽しみ!クラブではあまり聴かれることがなかったので。
当時東京ドームで行ったライブで、両手の平をハートの前に押さえる振り付けが
ファンの間で流行ったとか。

ESPECIALLY FOR YOU…1位 GREATEST HITS
ジェイソンドノヴァンとのデュエットナンバー。もちろん1位をゲット!
ある意味スタンダード的なスローナンバーで、素直でわかりやすく、かつ親しみ
やすいメロディは秀逸。最近のKYLIEはある番組でこのPVを改めて見させられて、
なんとも苦笑い的な表情を浮かべたとか。確かに今聴くとやや赤面ものだが、
いい曲です。

JE NE SAIS PAS POURQUOI…2位 KYLIE
邦題「涙色の雨」。このころのフランス語の成果がのちの
「CONFIND IN ME(FRENCH VERSION)」や「YOUR DISCO NEEDS YOU」で
生かされるとは!エレガント路線を狙っていた当時のKYLIE。
ドラマ、ネイバースでは作業衣を着た機械工の訳だったから、そういう路線を
狙ったのかな?なかなかPOPでよい曲。クラブで聴くことはあまりないなあ。

THE LOCOMOTION…2位 KYLIE
全米3位のビッグヒットになったナンバー。もちろん、あの「ロコモーション」
のカバーで、豪州ではコレがデビューシングル(バージョンは違う)。
日本でも「愛が止まらない」「ラッキーラブ」と並んで大ヒット!
ユーロビートクイーンなどと言われたものです。SANKY MIXが汽笛の音が
鳴ったりして可愛くノリもいいけど、この曲もたくさんのミックスが存在。
KOHAKU MIXは、PETE WARTERMANが日本に来た時に見て感動した「鯉」から
つけたとか。今でもクラブでかかると喜ぶ人はたくさん。

GOT TO BE CERTAIN…2位 KYLIE
邦題「恋は急がず」。海辺を歩くKYLIEがまだまだ初々しかったPV。
素直なPOPで、クラブでもかかると喜ぶ人が。ただ、たしかに1位をとるには
パンチが欠けてるかも。ライブで唄うのはあまり聞いたことがないかもしれない。
なかなかの佳曲です。

I SHOULD BE SO LUCKEY…1位 KYLIE
記念すべきワールドワードなデビュー曲。邦題「ラッキーラブ」。
英国では5週連続No.1(「熱く胸を焦がして」が4週なので、今のところ最も長き
に渡ってNo.1になった曲)。米国でも28位ぐらいまでランクアップ。
かなり可愛い曲なので、クラブでは意外と耳にしないかも。

*以上、KYLIEのシングル全てです。アルバム「KYLIE」からは日本でシングルに
なった「TURN IT INTO LOVE(愛が止まらない)」やアメリカでシングルに
なった「IT’S NOT SECRET」などもあり、両方とも良いPOPの佳曲です。
特に「愛が止まらない」はここ最近のライブではさらにマイナー調のメロディに
変えて披露。いい曲です。

 


 

(ALBUM)

 

「FEVER」…1位(2001)  
2001年、カイリー最大のモンスターヒットアルバムとなった作品「FEVER」。全米3位、日本17位の
ほか、各国でチャート上位にランクイン。UKでは発売30週以上たっても、再びTOP10内にランクイン
するという息の長いアルバムに。UK盤、米国盤、日本盤、日本エディション版、豪州盤と、気がつくと
手元には5枚…内容としては、一連のシングルからわかるように、シンセ系のエレクトロポップ。アゲ
でもないし、親しみやすくもないし、どちらかというとボーカルも音も無機質な感じ。正直言って、こん
なに売れてしまうとは予想できなかった。日本ではついにTVコマーシャルまでやっちゃうし!個人的
には、豪州盤収録の「TIGHTLOPE」が秀作ポップスだと思います。 

「LIGHT YEARS」…2位(2000)  
全英1位!とかかれている文献もあるけど、2位だった気がする。いずれにせよ、パーロファンから
出た、「ポップ・プリンセス」カイリーの復活作。全体を通して、なつかしの楽しいディスコ路線。
ある程度誰が聞いても楽しめる内容になっていると思う。曲調もバラエティに富んでいるし。個人的に
は3曲目の「SO NOW GOODBYE」がカイリーの全ての曲の中でいちばん好きです。初めてきいたと
き「待ってたのはこれだ!」と鳥肌たっちゃって。まさかこのアルバムの1年後、さらに世界級でブレイ
クするとは誰も思ってなかったろうなあ。このアルバムに収録されてる「BUTTERFLY」は、アメリカで
クラブチャートTOP20内に入るヒットに!TRISCOやE-SMOOVEらがミックス。9曲入りのプロモ
シングルが存在。また、LIGHT YEARS(D-BOP MIX)は、「MY NAME IS KYLIE」のフレーズで
始まる強烈なナンバー!日本のクラブでもみんなを喜ばせてました!こちらはネットのみ。 

「HITS+」…40位ぐらい?(2000)  
デコンストラクション時代(「IMPOSSIBLE PRINCESS」「KYLIE MINOGUE」)のシングルとレアトラック
などを収めたアルバム。目玉は「IF YOU DON’T LOVE ME」かなあ。 

「INTIMATE & LIVE」  
実はカイリーにとって、初のライブ版。豪州盤のみだったところ、数年後日本盤もリリースされた。
「IMPOSSIBLE PRINCESS」からの曲がメインだが、なんといってもこのライブの最大の目玉は、
「DANCING QUEEN」。ショッキングピンクの羽根羽根の衣装を身にまとい、仰々しく踊るカイリー。
世界中の仰々しさへのカイリーからのメッセージのよう!全体としてはロックっぽさが前面にでた
ライブアルバム。 

「IMPOSSIBLE MIXES」  
「IMPOSSIBE PRINCESS」からの曲のリミックス集。簡単に言うと、黄色が豪州盤で、ピンクがUK盤。
目玉は、KYLIE+JUNIOR VASQUESの組み合わせが実現した「TOO FAR」。ジュニアは今でもNYの
クラブでプレイしてるみたい。 

「IMPOSSIBLE PRINCESS」…10位(1997)  
なんとこのアルバムの発売直前にダイアナ妃が事故死したため、急遽タイトルを「KYLIE MINOGUE」
(前作と同じ)に変え、十分なプロモーションも出来なかった上、ダークな作風のためセールスが
不振。ついには解雇されるというある意味転機となった作品。作品中唯一スコーンと突き抜けた
明るいポップナンバー、「I DON’T NEED ANYONE」はすごくいいです!他の曲は…ねえ・・・2002
年に入ってからのインタビューで、「このアルバムは今となれば、自分にとっては良くなかった」と
カイリー自身言ってるそうです。でも当時は自己主張が感じられて、頼もしい作品でした。 

「KYLIE MINOGUE」…4位(1994)  
PWLからデコンストラクションへ移籍後のアルバム。ジャケットからして、もうカイリーじゃない
みたい!と誰もが思ったはず。ブラザーインリズムのほか、ジェリーデフォー、ペットショップボーイ
ズ、セイントエティエンヌ、Mピープルなど、クラブよりのブレーンと共に作られた1枚。はっきりいって、
どこか「上っ面」の感があるが、それでも「私はこういう路線でやっていくのよ」という自己主張は立
派。カイリー自身が深く作品に関わるようになったため、以後のアルバム製作に時間がかかるよ
うになってしまったのも、カイリーが表舞台からだんだん遠ざかってゆく一因のような気がする。

GREATEST REMIXES Vol1−4  
Vol1,2は当時日本のオリジナル企画として発売。数年後に3,4も 
合わせて海外でリリースされた。1,2は当時発表されていたリミックス 
の音源を中心に構成。3,4は未発表だったリミックスなどを収録。 
このアルバム4枚あれば、PWL時代のほとんど全てのリミックスは手に 
入る。シングルにはなってなかった「RIGHT HERE RINGHT NOW」 
「LIVE & LEARN」など人気が高かったアルバム曲のリミックスも 
収録されてるのが嬉しい。ほか、「DO YOU DARE?」や「CLOSER」 
などPWL末期のレイブの流れを汲んだ作品も収録されてる。 
なお、おそらくPETE WARTERMANの息子と思われるPAULが 
参加するMOVERS&SHAKERSのリミックスによる「悪魔に抱かれて」 
が目玉としてパイロットシングルになって豪州でリリースされた。 

NON-STOP HISTORY50+1
日本企画版で、後に海外でもリリース。日本人リミキサーの手に 
よって、カイリーのシングル・アルバムから50曲をノンストップ 
ミックス。前半の10分は特にクラブ志向の選曲で、好き。 
「I GUESS I LIKE THIS LIKE THAT」などはこのノリで 
ぜひクラブでもプレイしてほしいところ。 

GREATEST HITS…1位
さすがに1位をとった、初のベスト。しかしチャート期間は短く 
プロモーションが足りなかったせいだろうか??などと思ってしまう。 
ともかく全シングルが収まってるので、かなりオイシイ内容! 
これはファンでならずとももっていて損はないマストアイテム。 

KYLIE’S REMIXES Vol2
日本でのみ発売。ジャケがいい女系で好き。「悪魔に抱かれて」「愛の 
メッセージ」のUS、UK REMIXが収録されていたりして、意外と 
穴場の盤(しかし,あまり使えるリミックスではない…)。予算がなかった 
のか、お馴染みの日本語解説がなかったのが残念!! 

LET’S GET TO IT…16位  
邦題は「あなたも、M?」。どう考えても売れるわけがなさそうなこんな 
タイトルをつけた当時のアルファレコードと、そんなタイトルを 
許したカイリーに脱帽!今でも笑いのネタになる邦題って、実は 
アゲ!!アルバム的にはSAWのエイトキンだった以後のPWLが 
総力を結集して作り上げた…がうたい文句。全体的にR&B色を強く 
出してるが、日本での人気はかなり今ひとつ。個人的には、PWLの 
操り人形から完全に脱皮した印象をもっていて、PWL時代としては 
一番好きなアルバム。ジャケはかなり目つきが悪く、アルファレコード 
側は「ほかの写真をジャケに使いたい」と申し込んだところ、カイリー 
が「これでいく!」と決行したそう。 

*Other Album Review Coming Soon


(OTHERS)(その他のこんな作品)

「REAL THING」
たしか、映画のサントラかなにか。豪州のみでサントラ発売。シングルにはなってないが、シングル
バージョンのほか、リミックスが2バージョンあり。なかなか味のある作品。

「REFLEX」
デュランデュランのトリビュートアルバムに参加したデュエットナンバー。

「G-HOUSE PROJECT」
同郷のGERLINGのアルバムにゲスト参加。FEVER的な浮遊感のあるナンバー。

「KYLIE LIVE MEDLEY」
豪州で所属するレーベルMUSHROOMの25周年ライブでのヒットメドレー。メロディラインが全く変
わった「愛がとまらない」から「DID IT AGAIN」までCDでは16分に及ぶ大作。 カイリーファンには
たまらないメドレー!

 


(VIDEO)
「LIVE IN SYDNEY」 
日本盤もDVDがでている2001年の「ON A NIGHT LIKE THIS TOUR」の公演。発売から30週
以上、UKではMUSIC VIDEOチャートでTOP10内をキープ。それだけエンターテインメントに富んだ
内容で、文句なく楽しい!圧巻は「BUTTERFLY」かなあ。そのほか、ミュージカル風の「悪魔に抱か
れて」やPWL時代のヒットメドレーなど見所満載! 

「INTIMENT AND LIVE」 
ライブビデオ。2002年7月には豪州でDVD化の予定。圧巻は、「ダンシングクイーン」!全ての
カイリーファンはこのビデオを見るべし!と思わず言いたくなるぐらい、すごい!そのあまりの仰々
しさに、「仰々しくすること」の推奨かと思ってしまうほど!オリンピックの閉会式での「DANCING 
QUEEN」もこのライブがあってこそなのでした。また、エンディングの「悪魔に抱かれて」も50人
以上のダンサーとのパフォーマンスがさらに仰々しくて,見もの! 

KYLIE TAPES
上記のライブビデオと同じく、豪州のみでのリリース。デコンストラクション時代のシングル6曲の
プロモーションビデオ集。 

GREATEST HITS VIDEO…1位 
PWL時代の全てのシングルのビデオクリップが収められていて 
これもマストアイテム!お別れするときに「TAKE CARE!」って 
言うんだー、などと英会話の勉強にも役にたってしまった(^^;)。 
DVDで再発売しないかなあ・・・ちなみに日本盤には「全英初登場 
1位のWHAT KIND OF FOOL収録!」とあるけど、間違い 
です・・・ 

LET’S GET TO IT VIDEO…9位(?) 
「リズムオブラブ」と「あなたも、M?」からのシングルの 
ビデオクリップ集。とくに「リズムオブラブ」からのシングル 
については、カイリーの簡単なコメントや製作風景も収録されてて 
お得! 

「KYLIE LIVE!」 
ダブリンでのライブを収録。まだまだ若かったカイリーが 
ステージではじけまくる!ラストの「悪魔に抱かれて」は 
ちょっと感動的!予算も成熟度もバランスの良いライブと 
なっていると思う。

*Other Review Coming Soon
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